

今月17日に大阪市の小学6年生の少女が行方不明になった事件は、その後23日になって少女自身が栃木県内の交番に助けを求めたことで、その近くに住む35歳の男に誘拐されていたことがわかるという驚きの結末を迎えました。
警察でも行方不明後の足取りがほとんどつかめていなかったようで、まさか大阪から遠く離れた栃木県内にいるとはまったくの想定外だったことでしょう。
これほど監視カメラが普及している今の世の中で、一度も姿が記録されずにそれほどの長距離を移動するのは困難なこととしか思えませんが、犯人が新幹線ではなく在来線を乗り継いで栃木に向かったと証言していることから、警察もそこまではまだ調査していなかったのかもしれません。
とにかく無事保護されて本当によかったと思いますが、管理人が今回の事件で思い出したのは、埼玉県朝霞市の中学1年の少女が千葉大学生に誘拐された後およそ2年間に渡り監禁され、2016年になってその男の家から逃げ出し110番通報したことでようやく保護された事件で、今回の事件は1週間ほどで解決しましたが、もし少女に逃げ出すチャンスがなかったら同じように長期化していたのではないかと思うと恐ろしい限りです。
しかも犯人の自宅にはもうひとり茨城県内の中学3年生の少女も半年ほど前からいたとのことで、その点にも心底驚かされました。
犯人に対しては本当に何を考えているのかわからない異常者だとしか思えませんが、ただ少女のほうもSNSで知り合ったからといって、自分の親だとしてもおかしくないような世代の男にいとも簡単に付いていってしまうというのがどうしても理解できません。
管理人世代が子供だった頃は、金目当ての不良っぽい少女を除けばそういうのはとても考えられないことでした。
昨今ではSNSがらみの犯罪に子供達が巻き込まれるケースが相次いでいますが、確かにSNSは便利なものだとは思うものの、家族や友人以外とのやりとりを一切遮断するなどの対策はとれないものなのでしょうか。
そもそも子供のうちはSNSを使わせないのが一番なのは明らかですが、それができなければ親や学校がSNSについてもっと詳しく知り、その危険性や怖さについて子供達にしっかりと教える必要があるでしょう。
そうでもしないと、同じような事件がいつまでも繰り返されるような気がしてなりません。
ところで、こういった子供の誘拐に関する報道を見る度に、管理人の頭にどうしても思い浮かぶ未解決事件があります。
おそらく千葉がらみという点でも強く印象に残っているのでしょう。
それは今からおよそ28年前となる1991年10月27日に千葉市若葉区で発生した佐久間奈々さん誘拐事件です。

詳細については以下の最新記事をご覧ください。(
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事件が発生した具体的な現場は若葉区多部田町で、以下のあたりとなります。
管理人はその当時坂月町交差点の角にある「大和久」というレストランがお気に入りでよく食事をしていただけに、そのすぐ近くでこんな事件が起きるとは心から驚いたものです。
当初からいろいろと謎な点が多い不気味な事件だと感じていましたが、28年が経過した今ではどうしてこれほどの長い間犯人が捕まらないのか、そして被害者が見つからないのかがとにかく不思議でなりません。
その佐久間奈々さんは現在42歳ということになりますが、一体どこで何をしているというのでしょうか。
事件発生からしばらく、現場付近の電柱に設置されていた情報提供を求める立て看板もいつしか撤去されてしまいましたが、遺体が見つかるなどしない限りはまだどこかで生きているという希望を捨てずに無事見つかることを心から願いたいものです。
そのほかこれも千葉がらみで、成田市の小学1年、小倉美咲さんが9月21日に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明になり、それから2ヶ月が経った今でも有力な手掛かりがないまま発見されていませんが、こちらもまたどこへ行ってしまったのか不可解でなりません。
ここまで長期化すると誘拐の可能性も考えなければならないと思うのですが、とにかく1日も早く無事保護されることを祈るばかりです。
posted by SS at 00:00| 千葉 ☁|
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