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2010年01月11日

おバカな巨大モール





まずは以下の記事をご覧ください!

郊外型大型店はもうたくさん! 国内最大級SC、イオンレイクタウンが越谷にオープン

:埼玉はイオン銀座か

 街が滅びようとしている。とりわけ地方都市の中心市街地は空洞化が激しい。中心市街地に元気がなくなりだしてから、もう既に長い年月が経っている。その傾向に拍車をかけたのが、大店法撤廃以降、雨後の筍のように各地でオープンした郊外型巨艦店舗だ。その象徴がイオンである。中心市街破壊の元凶のようにいわれるイオンだが、出店ペースは緩んだようには思えない。人は何を求めて郊外型巨艦店舗に足を運ぶのだろうか。

 埼玉県もイオン銀座のごとく、各地にイオンをはじめとする巨艦店舗がある。昨秋、当時、国内最大級といわれるイオンモール羽生がオープンしたばかり。ほかにも与野、入間、北戸田、上郷、浦和美園、川口、大宮、八潮…。今度は、10月2日、越谷市にイオンレイクタウンがオープンした。開発になんと850億円を投入、商業施設面積約22万平方メートルに565店舗が入居した正真正銘、国内最大規模のショッピングモールの誕生である。

:大きすぎて不便では?

 イオンレイクタウンは、独立行政法人都市再生機構によるプロジェクト「越谷レイクタウン」の商業施設と位置づけられる。約40万平方メートルの調節池の水辺に約7000戸、24000人が住む集合住宅、戸建て住宅などができる予定だ。

 10月6日(月)、早速、足を運んでみた。3月に開設したばかりのイオンレイクタウン駅に到着すると、月曜日の正午だというのに朝夕のラッシュなみの降車客。周囲はイオン以外はほとんど何もない郊外だ。当然、電車を降りた人々の足はイオンへ向かっていく。平日だが、家族連れが目に付く。

 まず入口で2つに分かれた店内案内ガイドをもらう。店内はKAZE、MORIの2つのSCに分かれ、センターブリッジでつながっているのだ。ラッシュ並に人で溢れ返っているせいで暑苦しく歩きずらい。我慢して3階までの各フロアを端から端まで一通り歩いてみようと試みる。

 ちょっとした地方都市、それもかなり大きな都市の市街地がまるごと建物の中に集積してしまったようなものなので、とにかく広い。案内ガイドがあるとはいえ、頻繁に自分がいる場所が分からなくなってしまう。方向感覚が面白いように吹っ飛ぶのだ。1フロアを歩くだけで楽に20〜30分はかかる。1〜3Fまで繰り返し、さて駅に戻ろうかと思って駅だと思った方向に向かって歩いたが、全く出口が見えない。店員に訊いたら駅の方向は全然別だったので、驚いた。この使い勝手の悪さは致命的ではないか?日常の買い物をする場所としてはフットワークに難がある。「ちょっと夕食の食材を買いたい」そんな時は、かえって不便ではないだろうか。

:街一つまるごと飲み込む巨艦SC

 次に入居しているテナントを見てみよう。ジャスコ、マルエツ、ビブレ、シネコン、家電、スポーツ用品等の大型専門店、オートモールなど、なにしろ565店舗あるわけだから、カジュアルからそこそこハイクオリティまでオールジャンル何でも揃っている。人口32万人を擁する越谷市の小売業の総売場面積が26.9万平方メートル(2004年)なので、ほぼそれに匹敵するスケール(22万平方メートル)ということになるのだから、当然といえば当然か。

 こうした郊外型巨艦店舗が各地に出来始めた当初は、スーパーに毛の生えたようなレベルのショップしか入っていない(?)という印象を持ったが、ここ数年で状況も変わってきた。そこそこ一流のブランドも多い。かつては、駅近くのファッションビルや百貨店を中心に出店したブランドもイオンの軍門に降ったという感がある。

 ところで、イオンレイクタウンは「エコストア」を標榜している。太陽光発電、省エネルギー器具、再生材の利用などで同規模のSCに比べCO2の排出量20%削減を謳っている。一見、素晴らしいことのように思えるが勘違いしてはいけない。周囲は、もともと湿地帯が広がる広大な野原のような土地で豊かな生態系を保っていた場所だ。そこに駐車場8200台を誇る、超巨艦SCを建てておきながら、「エコストア」はさすがに受け入れがたい。詭弁というしかないだろう。
 
:これ以上の巨艦店舗を受け入れる経済情勢にあると言えるのか

 一方、次々と巨艦店舗がオープンしているから、大型小売店舗販売額が右肩上がりかというと決してそんなことはない。埼玉県では2002年に1兆876億8500万円だったものが、2006年1兆835億7100万円と緩やかに微減している(埼玉県ホームページより)。これは埼玉だけでなく、全国的な傾向だ。越谷でも事情は同様で、1991年に2842億円だった売上高は、2004年で2746億円と減少(越谷市ホームページより)。店舗数も2割ほど減少している。ところが、埼玉県の大規模小売店舗数(店舗面積1000平方メートル以上)は2002年887店、2006年953店、2007年982店(埼玉県ホームページより)と増加を続けている。

 こうした情勢を受けてか、オープン直後は好調だった集客と売上も数年減るうちに不振に陥るお店も少なくないようだ。イオンではすでに7月、2008〜09年度にかけて総合スーパーを40店舗閉鎖する計画を公表していたが、朝日新聞によると「従来の計画より5割増しの60店舗規模に拡大する方針を固めた」とある。ジャスコやサティなどが対象になるという。世界恐慌近しといわれる経済情勢を見ても、小売業界の売上が上昇に転じる材料はない。
 こうした状況から次のような最悪のシナリオも考えられる。
 (1)まず、郊外型の大型店が出店
       ↓
 (2)もともと沈滞傾向にあった中心市街地が壊滅
       ↓
 (3)郊外型の大型店もリストラされ、閉店
       ↓
 (4)後は焼野原となって、住民の日常生活を不便なものにする

:みんな、もっと街に行こう

 SC内を歩いていると「何でも揃っているね」という家族の会話が聞こえてきた。
 「何でも揃っているけれど、自分は本当は何が欲しいのかよく分からない」そんな気がした。少なくとも、数十年かけて育まれてきた中心市街地を破壊してまで、ここで買い物をしなければならない理由は私には見つからない。

 イオンを出た後、越谷駅や新越谷駅の周辺を歩いてみた。越谷駅周辺はすでにシャッター街と言っても過言ではないほどに空き店舗が目立つ。新越谷駅周辺は駅ビルVARIEを中心にまだ繁華街が何とか命脈を保っているという印象を受けた。それもいつまで続くのだろうか。
 
 郊外型大型店は、ほかにも多くの問題を含んでいる。『下流社会』で知られる三浦展氏は、地方都市の下流化を促進する元凶としてイオンを挙げている。また、雇用創出に貢献という意見もある一方で、そのほとんどがパート。レイクタウンでも約8000人を新規雇用予定のようだが、果たして正規雇用者はどれほどいるのだろうか。当初期に出店した太田市のイオンモールなどでは、正規雇用は2割程度のようだ。さらに三浦氏によれば、郊外型大型店と道路網の発達がセットになってコミュニティを破壊し、犯罪増加に一役買っているとも。こうした問題については、今後追っていきたい。

 該当記事URL→ http://www.qualitysaitama.com/?p=379


まさに管理人が当ブログで何度も指摘している問題とほとんど同じ内容であることがおわかりいただけるかと思います。
それに当ブログでは以前「エコを語る資格なし!」と題した記事でイオンを批判したことがありましたが、無駄に広すぎるSCを造ることだけでもエコに反しているというのに、イオンレイクタウンに至ってはもともと湿地帯が広がる広大な野原のような土地で豊かな生態系を保っていた場所にあんな巨大モールを建設した時点で環境を破壊したとしか言いようがなく、それで「エコストア」と名乗るとはあつかましいにもほどがあるというものです。
そのほか、巨大モールのオープンによって新たな雇用が生まれることは当方もメリットのひとつだと思っていたものの、それも大半がパートで正規雇用はわずかであるという点、また郊外の巨大モールが犯罪増加に一役買っているとの指摘まであり、驚きと同時にかなり興味深い記事でした。

管理人はこういったバカバカしい巨大モールにはとても訪れる気になれないので、JR武蔵野線に乗る機会は頻繁にありながら、イオンレイクタウンにも、新三郷のららぽーとにもまだ一度も行ったことがありませんが、今月9日にやはり武蔵野線の車内からレイクタウンの状況を見てみたところ、周辺道路や駐車場出入口のクルマの数はまばらで、車窓から見えるガラス張りの店内通路も以前は絶え間なく多くの来店客が行き来していたというのに、ほとんど人の姿がなく驚かされました。また、公式サイトのフロアガイドを見てもテナントが撤退した穴が早くも見受けられ、ららぽーと開業の影響が明らかに出始めている印象を受け、今年はさらにテナントの穴が増えることが予想されるところです。

一方、イオンレイクタウンによる中心市街地への影響も顕著さを増しており、東武伊勢崎線の越谷駅前ではイトーヨーカドーがすでに昨年の5月10日をもって撤退、お隣の新越谷(JR武蔵野線南越谷)駅前でもついにOPAが今年の3月末に閉店することが決まり、ダイエーにしたっていつ訪れてもお客の姿が少ない状態で、まさに風前の灯といった印象を受けます。とくに当方は昔から南越谷という街がお気に入りでよく訪れ、そのOPAもダイエーも大好きな商業施設でしたが、イオンはそれをめちゃめちゃにしてくれました。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20091208c3b0804n08.html
越谷のみならず、全国の中心市街地を同じように壊滅状態にして、イオンは一体何が面白いのでしょうか? なりふりかまわぬ巨大モールの出店により、中心街が衰退し空洞化させるという深刻な社会問題を巻き起こした元凶として責任をとってもらいたいところで、それができないのであれば悪質企業という印象でしかありません。

しかしそのイオンも業績不振が続いている状態です。そんな中、すでに当ブログでもお伝えしたように、イオンレイクタウンの隣接地へさらにアウトレットモールを開業させようとしていますけど、本当に大丈夫なのでしょうか。その開業によりモール全体の来店客増加を見込んでいるようですが、下手をするとアウトレットばかりに人気が集中し、本体の中にあるテナントが廃れて穴だらけといった状況にもなりかねません。
ただでさえ国内最大級のモールをさらに巨大化しようというイオンの考えにはただただ呆れるばかりで、大きくすれば必ずそのとばっちりが来るということがわからないようでは、イオンの業績はより悪化していきそうな気がします。最悪かつてのダイエーやサティの二の舞に陥ることも考えられたり・・・まぁ管理人の知ったことではなく、イオンがそうなればもう巨大モールを開業させる力も尽きて、諸問題もかなり解消されると思うので、むしろ望むところですw
posted by SS at 01:11| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | SCの噂&独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。たまに覗かせてもらってます。

「おバカな巨大モール」、買い物するだけで疲れますよね。
私は一度だけレイクタウンに足を運びました。
確かにテナントのボリュームには驚きました。ですが買い物後の感想は「疲れた。一度来たからもういいや。」といった感じです。

商業施設はある程度箱型でまとまっているのがベストだと思います。
ダイエー南越谷店も頑張ってほしいです。
以前、紹介されていた「ポンパドゥール」行きそびれました(泣)
Posted by 麦茶 at 2010年01月12日 22:55
麦茶さん、はじめまして。
初コメントありがとうございました。

やはりお疲れになりましたか・・・
お客さんに「もういいや」と思わせるというのは
商業施設にとって致命的なことだと思いますけどねぇ。
箱型でまとまっているというご意見にもまったく同感です。

ダイエーの上のレストラン街は「花いちもんめ」も潰れて
ついに2店舗を残すのみとなってしまいました。
それとていつまで続くかわかりません。
その2店舗もなかなかオススメのお店ですので、よろしければお早めにどうぞ!

ダイエー自体も店じまいすることがないよう願いたいものですね。
Posted by SS at 2010年01月12日 23:23
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レイクタウンは凄かった。
Excerpt: 今日はチョット足を延ばし埼玉県越谷市にある「イオンレイクタウン」へ行って来ました。とにかく「広い!」神奈川にも大和市に「イトーヨーカ堂」「ジャスコ」が隣接している「大和オークシティ」ってのがありますが..
Weblog: mingoh's観戦レポート
Tracked: 2010-01-14 04:36