
ついに平成という時代も残すところあと1日となりました。
今になってあらためて平成の30年間を振り返ってみると、平成7年1月の阪神淡路大震災、さらに平成23年3月の東日本大震災と、数多くの犠牲者が出る巨大地震が2度も発生したことがもっとも印象深い出来事だと言えます。
ちょっと調べてみたところ、昭和時代に発生した地震の中で一番多くの犠牲者が出たのは昭和23年に起きた福井地震の3,769名で、それとて阪神淡路大震災の死者数6,434名よりもはるかに少ないことがわかるというものでしょう。
増して東日本大震災では1万5千名以上もの方々が亡くなっているわけで、60年以上と長かった昭和時代に対して平成は30年間と半分にも満たないことを考えると、いかに短い期間に多くの犠牲者が出る巨大地震が複数発生したのかをつくづく感じさせられます。
また、それらほど多数の死者が出たわけではないにせよ、大きな地震や豪雨等による災害が日本の各地で繰り返し発生した時代でもありました。
自然災害以外で印象的だったものといえば、平成7年3月に発生した世界的にも稀なテロリズムと言える地下鉄サリン事件でしょう。
大勢が乗車している通勤電車の中で、まさかあれほどの惨劇が起きようとは本当に衝撃的でした。
また、同じく人災としては平成17年4月に発生したJR福知山線脱線事故も決して忘れることができません。
きわめて安全だとされてきた日本の鉄道で、とても現実として受け止められないような大事故が起きるとは心底驚かされたものです。
こうして振り返ってみると、平成はあまり良い時代ではなかったと思えてなりません。
30年前の元号発表で初めて「平成」という文字を見た当初は、それこそ平静な日々が続きそうな感じがして悪くない気がしたものですが、現実には国内で戦争こそ起きなかったものの、決して平和と言える時代ではなかったような気がします。
それにも増して個人的には最愛だった母親を亡くしたこともあるので、さらなる印象悪化につながっているのかもしれません。
しかし、そんな母親と少なくとも26年間ほどは一緒に暮らした時代でもあるわけで、その点では平成が終わることに淋しさも感じられます。
それに管理人は姉妹ブログも含めてすべての面において昭和時代のほうが良かったと常々述べていますが、平成ではパソコンや携帯電話、インターネットの普及で飛躍的に便利な世の中になったほか、それに伴ってホームページやブログ等で情報発信したり、デジカメやYoutube、さらにストリートビューや鉄道運転シュミレーションのBVEといった大きな楽しみが増えたという点では、決して捨てたものではなかったとも思えたり・・・
従って、まったく名残惜しくないわけではありません。
母とはなんの関連もなくなる令和時代は、個人的に平成よりもさらに馴染むことができないでしょう。
そんな時代をとても長生きする気にもなれないというものです。
それに、新たな時代を迎えようとしているときに夢も希望もないようなことを言うようですが、これまでに何度も述べてきたように首都圏を襲う巨大地震や富士山の大噴火などが近いうちに確実に起こるのではないかと管理人は考えており、令和こそがそういった大災害に見舞われる時代になってしまいそうな気がしてならず、そのような災害等に遭遇する前にこの世を去りたいという気持ちも強いのですが・・・
とにかく平成の終わりを迎え、この30年間なんとか無事に生き続けられたことに感謝しつつ、当ブログ平成最後の記事を終わりにしたい思います。
ありがとう、そしてさようなら、平成時代・・・