

当ブログでは、今からおよそ3年前となる2012年4月6日に「肥大化した三大小売業」と題して、「イオン」「ユニクロ」「ヤマダ電機」の3社を取り上げました。(
当ブログ過去記事)
そのうち、「ユニクロ」を除く2社について、ここのところ不振に陥っているというニュースを度々目にするようになっています。
その2社に共通して言えるのは、とにかくむやみやたらに店舗を増やし過ぎ、拡大路線に走り過ぎたことでしょう。
とくにイオンに関しては、低迷したり経営破たんしたような他社スーパーを驚くほどのペースで次々と買収したことで、今や時代遅れで人気のないGMS形態の店舗が激増したことを考えると、苦境に立たされないほうがおかしいというものです。
これ以上不振の状態が長引くならば、他社から買収したお店も含めてGMS店舗の大量閉店ということも今後あり得るかもしれません。
また、巨大なイオンモールにしても最近では観光地やレジャーランド化してしまっている感じが否めず、大半の来店客が単に休日の暇つぶしとして訪れているにすぎず、肝心なショッピングをする場として機能していないような気がしてならないのです。
しかも相変わらずどこも似たり寄ったりという印象で、個人的にはかなり以前よりもうとっくに飽きていますが、今では飽きてきた方がかなり増えてきているのではないでしょうか。
管理人は少なくとも10年以上前からすでにイオンは必ずや将来ヤバいことになると予測していましたが、買収したスーパーのひとつであるダイエーの二の舞になるという冗談のような話が、にわかに現実味を帯びてきた感じがします。
そしてヤマダ電機もまた、店舗数を増やし過ぎたことで不振に陥りました。
そのため、地方や郊外にある店舗を大量閉店して、外国人観光客による爆買いなどが期待できる都市部での店舗を強化するとのことですが、強力なライバルがひしめく都市部へのシフトが上手くいくかどうかわからない同時に、爆買い状態が永遠に続くという保障もないので、先行きは不透明かと思います。
そのうえ管理人は家電製品についてはもうかなり以前よりネットでしか買わなくなっていますが、わざわざ店頭に出向いてまで購入する人がかなり減ってきている状況を考えると、ヤマダの業績回復はなかなか厳しいと言わざるを得ないでしょう。
ところで、当方は以前ヤマダで買い物をした際にさんざん不快な思いを強いられただけに、それ以来もう二度と買い物をしないとあれほど心に決めたにもかかわらず、どうしても必要な物が出てきたときは、接続端子などの小物ながらつい買ってしまうこともあるのですが、最近とくに感じるのは、不振にあえいでいるからか前よりも店員の態度が良くなったということです。
ただ、駅前にあるLABI店舗でさえ来店客の姿がかなり少ないという印象は否めず、今さら態度をあらためたところで時すでに遅しという感じもしますが・・・
とにかく、過去にも拡大路線に突っ走りすぎてコケた企業の例は結構あるわけですが、イオンにしてもヤマダにしても今後復活できるのかどうか注目されるところです。
posted by SS at 00:00| 千葉 ☁|
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